手足の冷えに悩む女性は多いですが、毎日の飲み物を見直すだけで冷え性のケアに役立てることができます。飲み物には体を温めるものと冷やすものがあり、正しく選ぶことが大切です。
この記事でわかること
- 体を温めるとされる飲み物の選び方
- タイプ別のアプローチ
- 今日から試せる温活レシピ
自分に合った温活習慣を見つけて、内側からのケアを目指しましょう。
飲み物で冷え性をケアできる理由と「温まる」仕組み

冷え性のケアに飲み物が役立つ理由を知ることが、正しい選び方への第一歩です。温度だけでなく成分・性質が重要とされています。
温度だけではない「温める性質」と「発酵度」の考え方
飲み物には、温度とは別に体を温める性質があると東洋医学では考えられています。
特に注目したいのがポリフェノールが酸化される度合いを指す「発酵度」です。発酵が進んでいるものほど体を温める性質が高くなるとされています。
同じお茶でも緑茶より紅茶の方が体を温める性質が強いとされているのはこのためです。
東洋医学が教える「陽(温める)」と「陰(冷やす)」の概念
東洋医学では、飲み物を「陽(体を温める)」と「陰(体を冷やす)」に分類します。
陽(温める)の飲み物の例
生姜湯・紅茶・ほうじ茶・黒豆茶・甘酒・白湯
陰(冷やす)の飲み物の例
緑茶・麦茶・コーヒー・冷たい水・果物ジュース
冷え性のケアには、陽の性質を持つ飲み物を積極的に選ぶことが体質改善のアプローチとしておすすめです。
温かい飲み物が体内に与える影響
温かい飲み物をゆっくりと摂ることは、内側からの「温活」において非常に効果的です。
温かい飲み物を飲むと胃腸から熱が吸収されて内臓が温まり、全身の血流をサポートしやすくなるといわれています。
内臓を直接温めることは基礎代謝の維持を助け、体内で熱を作る力を健やかに保つ手助けとなるでしょう。
冷え性のケアに役立つ「体を温める飲み物」リスト

どのような飲み物が実際に役立つのでしょうか。冷え性のケアに向いているとされる飲み物を具体的に紹介します。
紅茶・プーアール茶など発酵度の高い茶葉
体を内側から温める性質を持つ発酵茶を飲むことは、生活に温活を取り入れるうえで非常に大切です。
体を内側から温めやすい性質がある発酵茶には、以下のようなものがあります。
- 紅茶
- プーアール茶
- ウーロン茶
- ほうじ茶
飲み方のポイント
温かい状態で飲みましょう。ミルクティーにする場合は砂糖を黒糖やはちみつに変えるとより温活向きになります。
ショウガオールを活かした生姜湯
加熱した生姜を使った生姜湯は、冷え性のケアに最もおすすめとされている飲み物のひとつです。加熱した生姜に含まれるショウガオールが体の芯から温める働きがあるとされているからです。
手軽な生姜湯の作り方
ノンカフェインで続けやすいルイボスティー・黒豆茶
カフェインを控えたい方・就寝前の温活に向いているのがルイボスティーや黒豆茶です。
ルイボスティー
完全ノンカフェインで鉄分・ミネラルを含むとされています。血行をサポートする作用が期待できるとされており、妊娠中の方にも選ばれやすい飲み物です。
黒豆茶
ノンカフェインで抗酸化作用が期待できるアントシアニンを含むとされています。腸内環境のサポートにも役立つとされており、1日中飲みやすいのが特徴です。
伝統的な温活飲料「梅醤番茶」で内臓をサポート
梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)は番茶に梅干し・醤油・生姜を加えた伝統的な飲み物です。
体を芯から温めるだけでなく、胃腸の働きをサポートする効果が期待できるとされています。
体調が優れないときや冷えがひどいときのセルフケアとして取り入れやすい飲み物です。
作り方
温かい番茶(150ml)に梅干し(1個を練ったもの)・醤油(少量)・すりおろし生姜(少量)を加えて飲みます。
手軽な温活習慣としての白湯
白湯(50〜60℃)を飲むことは最も手軽な温活習慣のひとつです。
余計な成分が含まれていないため胃腸に優しく、内臓温度のサポートに役立つとされています。
朝一杯の白湯は、1日の代謝スイッチを入れるサポートになるとされています。
甘酒で腸活と温活を同時にサポート
米麹から作られた甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、豊富なビタミン・アミノ酸・食物繊維を含むとされています。
腸内環境を整えながら体を温めるサポートが期待できる飲み物で、就寝前の1杯としても取り入れやすいです。
アルコールを含む酒粕甘酒と、ノンアルコールの米麹甘酒があるため、用途に合わせて選びましょう。
冷え性改善で選ぶなら体を温めるとされるペプチドや睡眠の質を高める清酒酵母が含まれる「酒粕甘酒」がおすすめです。
成分で選ぶ!さらに温活をサポートする食材・ハーブ

冷え性のケアをより高めたいなら、特定の成分に注目しましょう。
血行をサポートするとされるヒハツの活用
「ヒハツ(ロングペッパー)」とは、ピリッとした辛みのある南アジア原産のスパイスです。ヒハツにはコショウに似た辛み成分のピペリンという成分が含まれています。
ピペリンは末梢血管の血流をサポートするとされており、冷え性改善におすすめの辛み成分です。健康食品売り場でも入手できるようになっています。
活用方法
温かい飲み物に少量加えるだけで取り入れやすいです。スパイスとして購入する場合は1日の使用量は少量(一振り程度)が目安です。
自律神経のリラックスをサポートするハーブティー
冷え性は自律神経の乱れから起こることも多いとされています。
心身のリラックスに役立つハーブティー
- ジャーマンカモミール
└副交感神経を優位にするサポートが期待できるとされています - リンデンフラワー
└穏やかなリラックス効果が期待できるとされています - ラベンダー
└就寝前の緊張をほぐすサポートに向いているとされています
神経が緩むと末梢の血管が開きやすくなり、手足の先まで温まりやすくなるとされています。
血を補う薬膳素材・ナツメの活用
薬膳で使われるナツメは「血を補い巡らせる力がある」とされており、貧血気味で冷えを感じる女性におすすめのスーパーフードです。
世界三大美女である楊貴妃も食べていたといわれています。ドライフルーツとして食べられますが、乾燥させたナツメを煮出して温かい飲み物に活用することもできます。
甘みを加えるなら白砂糖より黒砂糖・はちみつを選ぶ
飲み物に甘みを加えるときは、白砂糖ではなく黒砂糖やはちみつを選びましょう。
白砂糖は体を冷やす性質があるとされている一方、未精製の黒砂糖・はちみつは体を温める性質があるとされています。
小さな工夫ですが、毎日の積み重ねが変化につながります。
要注意!体を冷やしやすいNGな飲み物と習慣

良かれと思って飲んでいるものが、冷えを悪化させていることがあります。
カフェインによる血管収縮に注意:コーヒー・緑茶の飲みすぎ
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには血管を収縮させる作用があるとされており、利尿作用も強いため体の熱を外に逃がしやすくなることがあります。
完全にやめる必要はありませんが、1日2〜3杯程度を目安に量を控えることをおすすめします。
代わりにほうじ茶・黒豆茶・ルイボスティーを取り入れましょう。
麦茶の性質に注意:夏以外は量を調整する
夏の定番・麦茶は原料の麦に体を冷やす性質があるとされています。暑い時期には適していますが、冷え性の方が一年中大量に飲むことは避けた方が良いでしょう。
秋〜冬は発酵茶・ノンカフェインのハーブティーに切り替える工夫も大事です。
「常温以上・こまめに飲む」が基本の飲み方
冷たい飲み物を一度に大量に飲むと内臓が急激に冷えることがあります。飲み物は常に「常温以上」を心がけ、少しずつこまめに飲む習慣が大切です。
保温タンブラーに温活ドリンクを入れて持ち歩くと継続しやすくなります。
自分のタイプ別!冷え性の飲み物選びのポイント

冷え性の原因は人それぞれ異なります。自分のタイプに合った飲み物を選ぶことで、より効率的なケアが期待できます。
ストレス・自律神経タイプ向けのリラックス飲み物
ストレスが多く交感神経が優位になりがちな方は、ハーブティーでリラックスするアプローチが向いているとされています。
おすすめ
- カモミールティー
- リンデンフラワー
- ラベンダーティー
- 甘酒
就寝前の温かいハーブティーが睡眠の質のサポートにもなるとされています。
筋肉量・代謝不足タイプ向けのタンパク質補給飲み物
体内で熱を作る力が弱いタイプには、飲み物と一緒にタンパク質を補給することが大切とされています。
おすすめ
- 温かい豆乳
- プロテインドリンク
- 甘酒(米麹)
豆乳は温めることで体を冷やしにくくなるとされています。きな粉・生姜を加えると温活効果をさらに高められます。
貧血・血虚タイプ向けの血をサポートする飲み物
月経のある女性は鉄分が不足しやすく、貧血による冷えを感じやすいとされています。
おすすめ
- ナツメ茶
- プルーンジュース(温かいもの)
- 黒豆茶
- 小豆茶
鉄分を含む食材(レバー・ほうれん草・あさり)と組み合わせた食事とセットで取り入れるのもおすすめです。
毎日楽しく続けられる温活レシピ3選

温活は継続することが最も大切です。楽しみながら続けられるレシピを紹介します。
ターメリック生姜豆乳ラテ
美容意識の高い女性に人気の温活ドリンク。生姜の温め効果と豆乳のタンパク質、ターメリックの抗酸化作用が期待できるとされています。
材料(1杯分)
- 温かい豆乳150ml
- すりおろし生姜(小さじ1/2)
- ターメリック(ひとつまみ)
- はちみつ(小さじ1)
作り方
温めた豆乳に材料をすべて混ぜるだけ。シナモンパウダーをひとふりするのもおすすめです。
朝の定番・生姜白湯
最もシンプルで続けやすい温活レシピ。起床後の1杯として習慣化しやすいです。
材料(1杯分)
- お湯(50〜60℃)150ml
- すりおろし生姜(小さじ1/2)
- はちみつ少量
作り方
お湯に生姜とはちみつを混ぜるだけ。チューブ生姜でも手軽に作れます。
夜のリラックス・黒豆甘酒ドリンク
腸活と温活を同時にサポートするノンカフェインの夜向けドリンクです。
材料(1杯分)
- 米麹甘酒(100ml)
- 温かい黒豆茶(50ml)
- すりおろし生姜(少量)
作り方
全ての材料を合わせて電子レンジで温めるだけ。黒糖を少量加えると甘みが増して飲みやすくなります。
飲み物習慣を効果的に続けるための朝・昼・夜のスケジュール

飲む時間帯を意識することで、温活の効果がより期待しやすくなるとされています。
朝: 白湯または生姜湯(内臓を温めて代謝スイッチをサポート)
昼: 紅茶・ほうじ茶・黒豆茶(活動をサポートする発酵茶)
夜: ハーブティー・甘酒(リラックスと腸活のサポート)
体のリズムに合わせて飲み分けることで、1日を通じた温活が期待しやすくなります。保温タンブラーを活用して、こまめに温かい飲み物を補給しましょう。
まとめ|飲み物の見直しが冷え性ケアの入口になる

冷え性のケアには、飲み物の「温度」だけでなく「発酵度」や「性質」に注目して選ぶことが重要とされています。
今日から始められる飲み物ケアのポイント
自分のタイプに合った飲み物を継続的に取り入れることで、冷えのケアに変化が期待できます。まず「毎日1杯の温かい飲み物を飲む」という小さな習慣から始めてみましょう。


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